テレビよりも人気を誇るともいわれている『YouTube(ユーチューブ)』。
YouTubeは世界各国に幸福・元気・勇気・悲しみ・怒り・笑顔を与え、人々の感情を左右させるSNS動画共有サイトであり、10億人をも超えるユーザーが存在すると言われています。
しかし、有名なYouTubeだからと言って、全世界からその媒体の価値を認めてもらっているわけではない。その理由はこの記事を読んでいただければわかるだろう。
当記事では、SNS動画共有サイト”YouTube”について、わかりやすくお話ししていきます。

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YouTube(ユーチューブ)とは何?

YouTubeとは誰もが無料で動画を共有・視聴できる動画共有サイトのこと。
撮影した動画をYouTubeにアップロードしたり、他のユーザーがアップロードした動画を視聴して、世界中の人々と共有する事ができます。
LINE・Twitter・FacebookなどのSNSと違うところは、アカウントなしでも動画を視聴できるということです。ただし、動画をアップロードするにはGoogleアカウントが必要になります。(無料)
YouTube(ユーチューブ)という名の由来は、”You(あなた)”と”Tube(ブラウン管)“という意味。
2005年にPayPalの従業員3人(チャド・ハーリー、スティーブ・チェン、ジョード・カリム)がアメリカで設立したそうです。
最初にアップロードされた動画
初めてYouTubeにアップロードされた動画が「Me at the zoo」というタイトルの動画で、YouTube設立者3人の内1人”ジョード・カリム”が映されている。(以下動画)
YouTubeは誰でも動画を配信できる

YouTubeは”13歳以上”であれば誰でも動画を配信することができます。(13歳未満は、規約上Googleアカウントを取得できない為、チャンネル開設または動画をアップロードできない)

そして、配信する側(クリエイター)のことを『YouTuber(ユーチューバー)』と呼称されています。
中でも、日本で注目されいるYouTuberは「ヒカキンさん」ですね。
YouTuberのヒカキンさんは、口だけで音楽を奏でる”ヒューマンビートボックス”の動画を初めとして、現在は”UUUM(ウーム)”と呼ばれる事務所に所属しYouTuberとして活動しています。
その知名度から、テレビ側からの出演オファーも多く、CM出演や逃走中・ダウンタウンDXなどにもゲストとして出演しています。
YouTubeには事務所も存在する
YouTubeには、事務所(MCN)も存在します。日本で活動する事務所だと”UUUM(ウーム)”がとても有名ですね。
ある程度有名になれば、「事務所に所属しなくてもいいのでは?(独立)」という手も浮かんできますが、もちろん事務所に入るメリットもあります。(以下参考)
- イベントの開催
- 動画で使用するBGM・音楽などの素材提供
- ファンレターの受け取り
- 他のクリエイターとの交流・コラボ
いわば、「タレント事務所」のようなものですね。
それと引き換えに、「収益の数%がMCNに取られる」など事務所によっては様々です。
YouTubeでやってはいけない行為【基本】

YouTubeでは動画を配信する側と視聴する側の両者でやってはいけない行為が存在します。
違法行為を行うと、YouTube運営側からアカウント凍結などの処置を下されることもあり、場合によっては警察が動くこともありますので、十分なマナーと注意が必要です。
配信する側(クリエイター)が違法コンテンツで収益を得ていたとしても、通報されれば収入源であるアドセンスアカウントの永久凍結も少なくないので、しっかりと把握しておきましょう。
では、基本的な違法行為をいくつか紹介していきます。
無断転載・無断素材使用(著作権)
クリエイター側の行為
他人の動画や素材を許可なく使用することは禁止されています。
最近ではテレビなどで放送されたアニメ・ドラマ・番組をYouTubeで許可なく配信することが問題となっています。
これらは著作権に引っ掛かる行為であり、決して許される事ではありません。
必ず、「自作の動画(オリジナル)」・「使用権のある動画・素材」をアップロードしましょう。
ただし、他のユーザーがアップロードしている動画(違法コンテンツ除く)を、SNSやブログで共有する分には問題ありません。

アダルトコンテンツ配信
クリエイター側の行為
冒頭でも説明した様、YouTubeは年齢関係なく誰も視聴することができます。
そのため、未成年の方がアダルトコンテンツを視聴できないよう、YouTubeのアダルトコンテンツ配信は禁止されています。

暴力や犯罪的行為の動画配信
クリエイター側の行為
YouTubeが抱えている問題の1つ。子供たちが配信する犯罪的行為の動画が世間を騒がせています。
過去には小学生が、購入していないお店の商品を開封して食べる動画を配信したりなどと、法律や犯罪を知らない子供たちがむやみに動画をアップロードすることが問題となっています。
もちろん、このような違法行為はアカウント凍結で済まされる問題ではありません。警察沙汰となり身内や家族にまで迷惑が掛かることも考えられます。
また、「知らなかった」では済みません。
YouTubeで動画を配信する際は、規約の内容を十分に理解することが必要です。
「再生回数を稼ぎたいから犯罪に手を染める」ことは絶対にやめましょう。
誹謗中傷的なコメント
視聴者側の行為
理不尽に相手を傷つけるコメントは「問題のある発言」と認知され、アカウント停止処分を喰らう可能性があります。
意見に対して反論する分には全く問題ありませんが、誹謗中傷はYouTubeの規約に反します。もしも、周りにそのような方がいたら注意しておきましょう。
コメントする際のマナー

コメント欄では、動画主のコンテンツ評価や視聴者同士の意見の共感・反論をする場であり、発言に責任を持つことがマナーです。

批判・反論全てを悪口だと勘違いしてはいけない
YouTubeは世界各国の人々が視聴しており、それぞれ価値観が異ります。そのため、視聴者同士意見が合致しないことは当然あり得ることなのです。
批判・反論は全てが悪口ではなく、評価の内であることを忘れないでください。
しかし、反論された腹いせに理不尽な悪口コメントを相手に投げつけることは「問題のある発言」と認知されるので、冷静に対処することが必要不可欠です。
YouTuber(ユーチューバー)は仕事として生計を立てられるのか?

結論から言うと立てられます。あなたもYouTube動画を観てご存知の通り、実際にYouTubeで生計を立てている人は多いと感じているのではないでいしょうか?
YouTuberになることは、“そう簡単な話ではない”というのもご存知でしょう。
その通りで、人気上昇中のYouTubeは現在参入率が非常に高く、有名になるには厳しい道のりがあります。
皆から認めてもらう為の道のりは不安定であり、必ず安定して生計が立てられるという保証はありません。
ただ、やってみる価値はものすごく高いです。というより、“やるなら今のうちにやるべき”です。なぜなら、何年先を考えてもYouTuber同士の競争率は激しくなるからです。おそらく、今よりも新規参入が難しくなり、新しいネタを探すのが困難になってくるでしょう。
ユーチューバーになるには
学歴や資格は必要ありません。動画をアップロードした時点であなたはYouTuber(ユーチューバー)です。
ただ、これだけは備えておくと有利になってきます。
- 動画編集技術
- 情報力やネタ探し
- 流行りトレンドの追求
- YouTubeについての知識
- 強い精神・毎日続ける
動画によっては、文章力・トーク力・面白さなど色々求められますが、上記は抑えておくと有利です。
そして、先ほど申したようにYouTubeで生計を立てる事はそう簡単なことではないです。
- 動画の編集やネタ探しが面倒くさくて断念する人
- 動画を批判され続けやめる人
- 知識が足りず違法行為を配信してしまいやめる人
- 再生回数が少ないから辞める人
など、挫折する人が多く存在します。
そのため、YouTuber(ユーチューバー)は「毎日続ける」というスキルが最終的に勝ちます。
収入・収益の流れ
YouTuberの収入は基本的にGoogleAdsense(グーグルアドセンス)からの収入になると思います。
アドセンスとはGoogleが提供する広告配信サービスです。
自分・自社が所持するサイトやチャンネルに広告を搭載でき、読者・視聴者が広告に興味を持ち、広告クリック・広告視聴した場合に収益が発生します。
もっと説明すると話が長くなるので、ここでは省略します。
そして、知名度が上がり有名になれば、アドセンスとは別で企業案件による収入も期待できます。
常に危険と隣り合わせ
YouTuberは生活的にも精神的にも常に危険と隣り合わせということを理解しておきましょう。
よくある事例が住所特定です。
投稿した動画になんらかの個人情報が含まれたものが映っていたりすると、電話番号や住所などを特定される恐れがあります。
とあるYouTuberが自宅の洗面所を映した結果、“洗面所の形や構造から住所を特定された”という事例がありました。また、住所を特定された後、宅配ピザの出前やAmazon代引き商品が届いたりなどの嫌がらせ行為も続いたようです。
嫌がらせ行為も犯罪であり許せない行為ですが、誤って個人情報を晒してしまうことは”全て自己責任”です。
事前に危険を回避するためには、動画を投稿する前に中身を再確認することが重要ですね。
さいごに
YouTube(ユーチューブ)について少し理解が深まりましたでしょうか?
この記事を見てわかる通り、YouTubeは全世界から人気の動画配信サービスですが、その実態から全員がYouTubeの存在価値を認めているわけではありません。
今後、YouTubeの運命はクリエイターと視聴者のマナーと常識で左右されます。
この記事を読んで少しでもYouTubeについて知識が深まったら幸いです。